転落防止ドアで乗客の安全確保 山手線は全駅で設置へ(産経新聞)

 ■緊急時の対応に不安も

 転落防止のための安全対策として、鉄道各社がプラットホームと車両の間に設置する「ホームドア」などの導入を進めている。ホームドアは神戸新交通ポートアイランド線(昭和56年開業)で当初から設置され、注目を集めた。こうした中、JR東日本が来年度から在来線初となる山手線で設置を開始。利用客にとって駅のバリアフリー化は安全性向上の点で歓迎したいところだが、一方でラッシュ時の混乱や緊急時における避難誘導を心配する声も聞こえてくる。(日出間和貴)

 ◆総費用約550億円

 国土交通省によると、ホームドアや可動式ホーム柵などの転落防止策は全国37路線432駅(平成21年3月末現在)で導入されている。首都圏だけでなく、札幌、名古屋、京都、大阪、神戸、九州・沖縄まで全国各地の地下鉄や新交通システムなどを中心に整備が進んでいるという。

 同省鉄道局技術企画課によると、18年に施行された「バリアフリー新法」に伴い、転落防止措置が鉄道各社に求められ、駅の大規模工事などを行う際にはホームドアなどの設置が義務付けられた。

 これまで新幹線以外のJR在来線で設置が遅れてきたのは列車扉(とびら)の位置が路線によって異なるなど、列車や駅の構造上の問題があった。こうした中、JR東日本では山手線での設置を決定。22年度から恵比寿と目黒の2駅で先行導入し、29年度をめどに全駅での設置を完了させるという。

 山手線に設置される可動式ホーム柵には3次元センサーが装着され、傘やスティックなどの障害物に対してもより精度の高い検知機能が発揮される。整備にかかる総費用は約550億円という。

 ◆1駅でプラス5秒

 利用客の安全は鉄道各社の最優先事項だ。しかし、その一方で柵の設置によってホーム幅が数十センチ狭くなる所も出てくるほか、ラッシュ時の乗降に手間取ることも予想される。列車とホームの両扉の開閉になるためで、「1駅につきプラス5秒」(同安全企画部)を想定し、2駅での状況を検証しながら他駅での設置を慎重に進めていくという。

 関西圏では昭和56年に開業した神戸新交通ポートアイランド線(通称・ポートライナー)では当初からホームドアが導入され、全国の注目を集めた。JR西日本の在来線には可動式タイプのものはないが、おおさか東線の2駅に固定式の防護柵が設置されている。「列車扉の位置や駅の構造などから在来線での設置は遅れているが、乗客の安全確保という点でホーム柵は重要な課題」(同広報部)という。

 日本の正確な運行システムに基づいた鉄道事情を『定刻発車』(新潮社)で紹介したノンフィクション作家、三戸祐子さんは「ホームからの転落防止に鉄道各社が取り組むことは踏切事故の防止と並んで重要な課題で、特に乗降客の多い大都市圏ほど必要」と指摘。そのうえで、「火災や地震、停電時などに列車内の乗客がうまく逃げられるのか、ホームドアの誤作動は起きないのか。緊急時の対応にも万全でないといけない」と警鐘を鳴らす。

                   ◇

 ■事故は増加傾向

 JR東日本によると、平成20年度の「お客様の声」のうち駅に関係した意見は全体の約35%を占め、「転落防止ドアを付けてほしい」という要望は以前からあった。鉄道運転事故の年次推移をみると、踏切に関連した事故は減少しているが、ホームからの転落や線路内に立ち入ったことによる人身事故は増加傾向にあり、安全対策が求められていた。

 平成16年度から5年間にホーム上で起きた213件の鉄道人身障害事故のうち、約2割が山手線で発生。酔客が誤ってホームから転落する事故が多いという。

<大津波>到達予想より遅く引き続き警戒を 気象庁会見で(毎日新聞)
「首相を信じる」=普天間県内移設に反対強調−福島消費者相(時事通信)
修学旅行中に体罰、法政大高2教諭を懲戒解雇(読売新聞)
母の遺体自宅に放置、会社員逮捕=「年金もらえなくなる」−兵庫県警(時事通信)
<羊>ママとじゃれあい…出産ピーク 群馬・渋川の牧場(毎日新聞)

個所付け 鳩山首相が陳謝 国交相らの処分検討(毎日新聞)

 鳩山由紀夫首相は1日、公共事業実施場所(個所付け)の情報を国土交通省が民主党だけに通知した問題に関する衆院予算委員会の集中審議で、「本来なら直接国交省から自治体に伝わるべき情報が、党から伝わったことは遺憾」と陳謝した。一方で、平野博文官房長官が記者会見で「与党に出すんだったら、野党にも出せとは一概に言えない」と開き直るなど、閣僚から問題視する答弁はなく、民主党政権が掲げた「予算編成過程の透明化」は看板倒れになりつつある。

【特集】あなたはどう評価する? 鳩山政権の通信簿

 首相は審議で「国交省に処分を行わねばならない」と述べた。さらに、首相官邸で記者団に「本来、国交省から自治体に直接届けねばならない情報が、党から伝わり想定外の混乱が起きた。最高責任者は前原誠司国交相だ」とし、前原氏を処分する考えを示した。

 ただ、平野氏は集中審議で「情報は昨年11月に公表済みの情報からおおむね類推でき、近く自治体に説明予定だった」として、守秘義務を定めた大臣規範などに抵触する秘密漏えいにはあたらないと説明しており、どのような処分となるかは不明だ。

 個所付けは1月28日夜、国交省の三日月大造政務官が民主党の阿久津幸彦副幹事長に伝え、阿久津氏が翌日、各都道府県連の代表者に個別に通知した。その後、県連関係者らが自治体に情報を知らせたため、野党が「情報が欲しければ票をよこせ、との露骨な利益誘導だ」と反発していた。

 首相は1日の答弁で「もっと全国的に情報をオープンにしたい。すべての政党に公平公正に通知するかこれから決めるが、利益誘導という話は絶滅したい」と述べ、前原氏も「来年からは計画を11月に示し、事業評価とそれに基づく仮配分を示して国会で議論してもらいたい」と意欲を示した。

 ただ、前原、平野両氏には民主党だけに通知したことへの問題意識は薄く、前原氏は「党から自治体に漏れて利益誘導に見えたら遺憾。(来年以降は)党から漏れた、ということがないようにしたい」と漏えい対策にのみ言及。平野氏も記者会見で「(野党に出すかは)国交省政務三役の政治的判断はあるんだろう」と述べた。

 「国会審議の前に仮配分を出すのは、予算の透明性を高める意義がある」(公明党の石井啓一衆院議員)ことだが、自民党委員が「秘密漏えい問題」と位置づけて追及したため、予算編成プロセスの透明化に向けた具体策についての議論は深まらなかった。

 一方、昨年11月の事業計画と比較し、仮配分では民主党県連からの要望場所で予算が増えたとの指摘に対し、前原氏は「(国から地方に交付する)直轄事業負担金の廃止を前提としていたが、制度を一部残すことになり600億円浮いたため振り分けた。来年度からそういうことはない」と釈明した。【田中成之、野原大輔】

【関連ニュース】
個所付け:政府・民主党、資料提出へ 「内示額」のみ
個所付け:公共工事の「仮配分」 政府、自治体に通知
個所付け:民主党の県連通知に野党が一斉反発
公共工事個所付け:民主が通知後回し 社民・国民新が抗議

普天間移設は「15年暫定」=シュワブ陸上・嘉手納統合案決定−国民新(時事通信)
学生寮、不況で復権 家計に配慮、自ら希望(河北新報)
民主、北教組ショック再び 労組丸抱え 白日に(産経新聞)
<愛子さま>強い不安感などで学校休む 同学年に乱暴な子(毎日新聞)
今年を「うるう年」と誤認識…PS3障害(読売新聞)

雑記帳 雪合戦の国際大会、壮瞥町で開幕…北海道(毎日新聞)

 第22回昭和新山国際雪合戦が27日、北海道壮瞥町で始まり、一般128、レディース24の計152チームが出場した。

 海外からは北欧大会のチャンピオン・スウェーデンチームなどが参加。さらに国際協力機構(JICA)研修生チームはブラジル、パラグアイ、アルゼンチンなど多国籍の混成で挑み、国際色豊かな大会になった。

 国内からは日本航空従業員中心のチームの助っ人として、女子スキージャンプの元選手、山田いずみさん(31)が初参戦。大会関係者は「五輪正式種目が夢」と話しており、山田さんは「女子ジャンプとの共通性を感じました」。【新庄順一】

【関連ニュース】
インドネシア:熱帯雨林が温室ガス排出? 北大など研究
ハイチ大地震:JICA医療チームが到着 本格救援開始へ
温室効果ガス:排出、インドネシアの熱帯雨林から? 北大など研究
国連平和大学:名取の鎌田さん、4月から平和学修士コースに留学 /宮城
Watch!:アフガン女性の地位向上目指す 農村部などに視察団 /大阪

首相動静(2月25日)(時事通信)
<法曹養成>法科大学院など見直し 法務・文科省が議論開始(毎日新聞)
自民党 衆院すべての審議拒否 支援候補当選は追い風?(毎日新聞)
鳩山首相 親が自殺した遺児と官邸で面会(毎日新聞)
殺人時効の廃止答申、改正法案を今国会提出へ(読売新聞)

<アパート火災>2人が心肺停止 4歳と2歳の姉弟か 宮城(毎日新聞)

 22日午後4時半ごろ、宮城県名取市増田の2階建てアパート「シャトレーなとり」1階から煙が出ていると119番通報があった。名取市消防本部によると、1階の部屋にいた女児(4)と男児(2)を病院に搬送したが、2人とも心肺停止状態という。県警岩沼署によると、2人は姉弟とみられる。出火当時、母親は買い物に出ていて不在で、部屋には2人しかいなかったとみられる。【鈴木一也】

【関連ニュース】
火災:全焼、父と26歳長女?死亡 埼玉・越谷
火災:男児救出…お手柄の高校生2人に感謝状 京都府警
火災:高校生が4歳児救出 排水管から2階へ
火災:マンション1室焼き4人死傷 仙台
火災:民家全焼2人死亡 埼玉・富士見

前副知事、接待認める=同席の県幹部ら聴取−町村会汚職・福岡県警(時事通信)
民主、小沢氏ら招致に応ぜず=自民、審議拒否で対抗(時事通信)
青少年育成センター副所長を逮捕=女子中生にわいせつ容疑、否認−徳島(時事通信)
UR業務見直しで検討会=23日に初会合−国交省(時事通信)
厚生・社保病院存続で各党要請行動−全国連絡センターなど(医療介護CBニュース)

10対1の看護必要度「評価は毎日実施」(医療介護CBニュース)

 厚生労働省保険局医療課の石井安彦課長補佐は2月20日、日本医療流通改善研究会のシンポジウムで講演し、来年度の診療報酬改定で10対1入院基本料に新設する「一般病棟看護必要度評価加算」を算定する際には、現在の「7対1」と同じように入院患者の看護必要度・重症度を毎日評価する必要があると説明した。

 4月の診療報酬改定では、現在は7対1入院基本料に導入している入院患者の「看護必要度・重症度」の概念を一般病棟のほか、特定機能病院や専門病院の10対1入院基本料に拡大。病棟の全入院患者の状態を測定・評価すれば、一般病棟看護必要度評価加算として1日5点を算定できるようになる。

 石井氏は講演で、「10対1」の病棟で実施する看護必要度・重症度の評価について、「毎日の加算なので、評価は毎日行っていただくことになる」と説明した。


【関連記事】
2010年度診療報酬改定のポイント(1)
【中医協】10対1入院基本料にも看護必要度
【中医協】入院早期の加算引き上げへ、15対1は引き下げを検討
ここまで進んだ 10年度診療報酬改定めぐる審議
【中医協】看護補助加算の算定対象は拡大の方向

<しのぶ会>山口彊さん=3月13日、長崎原爆資料館(毎日新聞)
車上荒らしに警察手帳盗まれる 千葉県警巡査長(産経新聞)
<五輪複合>3選手育てたスポーツ少年団長…秋田から応援(毎日新聞)
首相動静(2月26日)(時事通信)
国公立大2次試験、不況反映?看護・医療系人気(読売新聞)

医師、USBメモリ紛失 患者138人分個人情報入り 広尾病院(産経新聞)

 都は23日、都立広尾病院(渋谷区)で、患者138人の氏名や病状など個人情報が入ったUSBメモリを紛失したと発表した。USBメモリはパスワード認証付きで悪用されたとの報告はないという。

 都によると、同病院の消化器内科の女性医師(38)が7日の当直業務中、臨床研究データを公費購入したUSBメモリにコピーした後、救急患者の対応に追われている間に紛失した可能性が高いという。医師が16日、紛失に気づき、他の職員とともに院内を探したが見つからなかった。

 USBメモリには、平成17年11月から21年9月の間に、同病院で大腸や直腸など下部消化管からの出血で内視鏡を用いた検査や治療を受けた患者138人(男性87人、女性51人)の氏名や性別、年齢などのほか、出血部位や内視鏡の挿入範囲などが記載されているという。

 同病院では、元管理課職員の男性が非常勤医師の給与を架空計上する手口で約4千万円を着服していたとして、8日付で懲戒免職処分になったばかり。

公認会計士受かったけれど、直面する就職難(読売新聞)
公認会計士受かったけれど、直面する就職難(読売新聞)
J&J日本元代表を在宅起訴=5800万円脱税−東京地検(時事通信)
国公立大入試4.9倍=志願倍率が確定−文科省(時事通信)
中部空港でシンガポール機トラブル、滑走路一時閉鎖(読売新聞)

「いない いない ばあ」の瀬川康男さん死去(読売新聞)

 身近な自然を表情豊かに描き、ロングセラー「いない いない ばあ」などで知られる絵本画家、瀬川康男(せがわやすお)さんが18日午前、直腸がんのため長野県小布施町の病院で亡くなった。

 77歳だった。告別式は近親者で済ませた。喪主は妻、朱々子(すずこ)さん。

 愛知県岡崎市出身。13歳で日本画、17歳で油絵を始めた。1960年に初めての絵本「きつねのよめいり」を出版。87年の「ぼうし」で講談社出版文化賞と絵本にっぽん大賞、「絵巻平家物語」で92年の産経児童出版文化賞大賞を受賞した。

 松谷みよ子さんの文に絵を描き、様々な動物たちがあやしかける「いない いない ばあ」は67年の刊行以来450万部のロングセラーとなっている。

<訃報>浅倉久志さん79歳=翻訳家(毎日新聞)
江戸川の小1死亡 虐待、2年以上前から 背中に複数の焼き印(産経新聞)
大仁田氏応援で松山千春が「恋」熱唱…長崎県知事選(スポーツ報知)
<五輪スピード>窮地救うか二つのメダル…低迷続く冬季競技(毎日新聞)
厳冬の避暑地、誘客へ秘策 山梨・清里で「寒いほどお得フェア」(産経新聞)

自公支援の中村氏、民主系候補を破る(読売新聞)

 長崎県知事選は21日、投開票され、自民、公明両党の支援を受けた新人、前同県副知事・中村法道氏(59)(無)の初当選が確実になった。

 現職の金子原二郎知事(65)が立候補を断念したのを受け、同県知事選では過去最多の7人が立候補。民主党の「政治とカネ」の問題がクローズアップされる中、中村氏と、民主、社民、国民新の各党が推薦する元農水省改革推進室長・橋本剛氏(40)が競り合う展開となった。

 中村氏は「県民党」を名乗って政党の推薦は受けず、37年間務めた県庁マンとしての行政経験を強調して、支持を拡大した。

 終盤は、自民党が著名な国会議員を次々に送り込み、街頭演説などで小沢民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」を巡る事件なども激しく追及し、批判票も取り込んだ。

<プルサーマル計画>佐藤知事、福島第1原発3号機に導入へ(毎日新聞)
<元議員秘書詐欺>神容疑者、経歴も詐称(毎日新聞)
小沢氏の「けじめ」必要=証人喚問も応じるべき−渡部氏(時事通信)
<殺人>81歳母が死亡 58歳長男を容疑で逮捕 東京(毎日新聞)
石川議員の離党を了承=民主、処分せず(時事通信)

防衛力懇談会を設置=新大綱・中期防を検討−政府(時事通信)

 平野博文官房長官は16日午前の記者会見で、新防衛計画大綱の策定に向けて「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」を設置すると発表した。京阪電鉄最高経営責任者(CEO)の佐藤茂雄氏が座長を務める。18日に初会合を開く予定。
 新大綱と次期中期防衛力整備計画(中期防)について、自公政権は昨年末に策定する方針だったが、鳩山政権は「政権交代に伴い、防衛政策の在り方を全般的に見直す」として、昨年10月に1年間先送りすることを決めた。 

【関連ニュース】
【特集】話題騒然 ファーストレディー
〔写真特集〕美人すぎる市議 藤川ゆり
〔写真特集〕華麗なる仏大統領夫人 カーラ・ブルーニ
支持率下落、政治とカネ影響=「民主らしさ」で回復期す
吉村参院議員が国民新入りへ=自民離党組

大日本住友製薬、中期経営計画を発表(医療介護CBニュース)
日曜はダメよイタリア約80都市が自動車一斉締め出し(レスポンス)
<検察会同>「検察として深い反省」足利事件で検事総長(毎日新聞)
NY原油急反発、76ドル台(時事通信)
新幹線ホームから線路侵入、歩いた女は黙秘(読売新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。